昨日はDREAM.6ミドル級グランプリ決勝戦。
試合数も全12試合と多かったが、どれも好勝負。いい大会だった。
その中で、一番印象的な試合が 船木誠勝 vs ミノワマン
船木誠勝選手は、私より1歳年上の39歳。
中学卒業と同時に新日本プロレスに入団。15歳でデビュー。
当時から、年も近いため、親近感を持って応援。
その後、U.W.F.、藤原組を経て、24歳でパンクラス設立。
31歳で、当時世界最強と言われていたヒクソン・グレーシーと戦い、敗れ、引退。
その後は、俳優業もやっていた。
それが、昨年大晦日に復活。
船木誠勝選手の復活振りに期待したが、7年間のブランクは大きく、桜庭和志選手に完敗。
続く田村潔司戦でも惨敗。
もう、勝てないのか?とも感じた。
試合前のVTRでは、引退後、工事現場でアルバイトをしていたことも流される。
その中で、船木誠勝選手の言葉、この試合「生きるために、勝つ」と。
試合は、スタンドからすぐにグランドに、そして、足関節の取り合い。
1R、52秒。ヒールホールドで船木誠勝選手の勝利。
私の戦前の予想では、PRIDEを主戦場に第一線で戦ってきたミノワマン選手に船木誠勝選手が勝てるとは思えなかった。
どこまで善戦できるか。船木誠勝の生き様を見させてくれ!という思いだけ。
それが、一本勝ち。
感動で私の体中に鳥肌が立つ。
おめでとう。そして、ありがとう。これからも、体が続く限りその生き様を見せてくれ。
ミドル級グランプリの決勝戦は ケガール・ムサシ vs ホナウド・ジャカレイ
この試合、優勝候補のジャカレイ選手がどんな寝技のテクニックで勝つかと思いきや、下からの蹴り上げで、ムサシ選手がジャカレイ選手をKO。
このトーナメント、ムサシ選手は優勝候補1、2位のホナウド・ジャカレイ選手、デニス・カーン選手をKO、一本で破っての優勝。
凄いです。
2年前のPRIDEミドル級トーナメントを調べてみると、ムサシ選手は郷野聡寛選手に敗れていたが、それから11連勝。まだ、23歳の若さ。これから、ますます楽しみな選手。
ヘビー級では、セルゲイ・ハリトーノフ選手はジミー・アンブリッツ選手に完勝。
ミルコ・クロコップ vs アリスター・オーフレイム の試合は終始、オーフレイム選手の優勢で展開。
試合結果は、オーフレイム選手の金的攻撃によりノーコンテスト。
この試合を見る限りは、オーフレイム選手に勢いを感じる。
ミルコ選手は体調が完全ではないのか。とも感じれた。
大晦日には、ヒョードル選手も正式に参戦表明。
誰が、ヒョードル選手と戦うのか、ヘビー級戦線は今後も注目。
秋山成勲選手、青木真也選手も圧倒的な強さを見せつけ、こちらも今後の対戦相手に注目。
秋山成勲選手はリング上から戦極の吉田秀彦選手に対戦をアピール。
このカード実現は簡単ではないが、もし、実現すれば大きな話題に。
次の大会は大晦日。今後もDREAMに期待しています。
格闘技好きのアクシスエボリューション田中伸一のプロフィールはこちらです。